
先日、私の師匠である
恵比寿のDresshairのオーナー鹿嶋さんが
岡山に来てくださいました
※元StudioV原宿店店長で、中途採用で入社した私の恩師
事前にお仕事の話の
やり取りをさせて貰ってたのですが
ちゃんと話そう!と
岡山に駆けつけてくださいました
鹿嶋さんについては
Instagramでも書かせてもらったので
後半に貼り付けてます。
お酒を飲む前に
お仕事の話をしっかりさせてもらって
【えー!そーなの?!】
《えっ!そーなんですか?!》
と、会わない期間の話が
どれだけ募っていたことやら。
お酒を頼んでからは、
昔の思い出話に花を咲かせました。
私は覚えてることは
鹿嶋さんはほとんど覚えてませんでした(笑)
そんなもんですよね。
何気ない一言に
支えられて、救われて
あの言葉があったから、今があるんですけどね
当時、原宿店は30人くらい?
しかも、
個性むき出しのスタイリスト10人くらい、
そのメンバーを束ねていた店長ですから
それはそれは
大変だったかと思います。
あの頃の鹿嶋さんは
今の私より年下、、、、、
今、思い出しただけでも
毛穴が開くくらい【修行したなぁ】と
改めて思います。
そうそう、私
中途採用だったのもあって
なかなか上の方々に認めてもらえず、
もちろん下の子からしたら、邪魔なわけです。
【すぐにでもスタイリストで入って欲しい!】
と、スタイリスト試験を合格して
※全店の店長,副店長10人の前でのカットする地獄の試験
スタイリストとして入社が決まりました。
しかし、こうも言われました。
【あなたと同期はまだアシスタントだけど大丈夫?】
と。
そんな事考えてもなかったのですが
私は、何しに東京に出てきたか
何のために、前のサロンを辞めたのか
迷いなく出てきた言葉は
【私も1から試験を受けさせてください】
でした。
シャンプーマンからスタートの日々が始まるんです。
当時25歳。
20歳の新卒の子と、シャンプー練習をして
試験を受ける。
フロアでは
トップスタイリストの方々のヘルプに
入れさせてもらうんだけど
もう、これが笑えるくらい大変だった。
なぜなら、全員がやり方が違うから。
仕事を見る立ち位置とか
パーマヘルプのスピードとか
ブローのやり方なんて猛烈に違う。
そうそう、ここの前の店でね
ストレートパーマのアイロン技術を
下の子に教えてたんですよ。教える側です私。
あるスタイリストが1人でアイロンしてたので
自信満々で入ろうとしたら、
【や、いい。お前の技術知らないから。】
【お前いいから、出来る子呼んできて】
と言われたんです。←柏◯さん
こ、、、これが現実か。
これが、、、原宿なんだ、、、
と、マジで膝から崩れ落ちました。
また他の日は
別のスタイリストのヘルプに。
トップスタイリストには、
メインアシスタントが
一日中ずっと付いているんだけど
このスタイリストには
3時間しないうちに外されました
【おまえ、
ヘルプしてんのか邪魔してんのか
わかんねー。別のやつ呼んで来て】
↑下◯さん
前の店では、先輩に可愛がられ、後輩に慕われ
自分に自信に満ち溢れてたのに。
風をきって過ごしてたのに。
ここでは、何も通用しない。
カットを絶賛されて入社できたのに、
…
周りだけ忙しく時間が進んでるのに
自分だけ、取り残されてるような
なんとも言えない屈辱感。劣等感。
自分が持ってるプライドとか自信とか、
そんなもの一切通用しないんだと
初めて知ったんです。
そんな日々が毎日。
ハッピーな日なんて
1日も無かった。
いつも終電に乗って
自分の駅に着くと
自然と涙が出てきて、
夜中なのに実家の母に電話する毎日。
でも、次の日になると気持ち切り替えて
とにかく、無我夢中で先輩たちにくらいついた。
年下に
舌打ちされる事もあるし
胸ぐら掴まれた事もある(笑)
先輩には
フロアで怒鳴られたこともあるし、
数週間、口を聞いてもらえないことなんて普通。
その度に、
自分が持ってるクソみたいなプライドが
どんどん削られていく。
どんどん、乾いたスポンジのように
一語一句、聞き逃さない自分が湧き出てくる。
後輩にさえ、
尊敬してやまない気持ちが芽生えてくる。
スタイリストのクセや、目の動き
全てが読めるようになってくる。
地道に試験を受けて
ようやく同期が、同期になるまで上り詰めた。
そんな頃には、私も
トップアシスタントになっていて
下◯さんのヘルプに入った。
ヘルプしてんのか
邪魔してんのか分かんないって言われてから
近づくのも怖かったけど(笑)
その日は、
彼の中で後にも先にも、
一日の入客数が最高記録の日となった。
1日が終わり
お互い汗をぬぐいながら
今日の御礼を言う。
今日はヘルプ
ありがとうございました!
いやー。
今日は中井ちゃんじゃなかったら、
回らなかったわ。
やっぱ中井ちゃん
最高だったわ。ありがと。
実った。
ついに、認められた、、、、!
誰の力を借りたわけでもなく
自分の血と汗と涙の努力が
実った瞬間に感じた。
んでな、
最後まで、なかなか認めてくれなかった
柏◯さん。
この人、私が辞めるまで
認めてくれなかったかもなー。
周りの子はみんな可愛がられてるのに
全然だった。
最後、
辞める前に、何か出来ないかなー。と
柏◯さんのブロー道具のブラシの毛を
キレイに掃除したら、
次の日、ブチ切れられた(笑)!!!
おい!俺の大事なもん
勝手に触んじゃねーよ!
どこまでも、、、(笑)!
すみません、、、、、、、、!
でもな、
でもな、
みて。
え?
褒めた?
柏木さん、
今は上海で超活躍されていてるんですけどね
こんなに離れてるのに
いつも、遠くから
ちゃんと見ててくれてるんです
認めてくれてるかは知らんけど、
でも、見てくれてる
めっちゃコメント雑だし
なんなら、ディスりの方が多いけど、
愛がいっぱい♡
いつもクスクス笑わしてくれる
大切な大好きな、大先輩です
って、鹿嶋さんから話が逸れてしまってるけど
これ、
逸れてないんです。
私が、あの25歳の時から
周りに認められず
価値も与えられず
悔しくてボロボロで
病院ばっかり通ってた日々。
そんな時、鹿嶋さんは
どんな時も、ぽんぽんって肩を叩いて
【大丈夫だよ。俺がお前を認めてるから】
そう言ってくれました。
だから、ちゃんと前を向けたんです。
あの支えが、
あの時も
そして今も
私を作り上げてくれてるって
本当に心から、そう思います。
だから、うちの可愛いスタッフにも
そんな鹿嶋さんの声を存在を
生で感じて欲しかった(^^)
そんな願いが叶った夜。
大切な時間を、鹿嶋さん
本当にありがとうございます
感謝…♡
これを読んでる、
いま悩めるアシスタントの子がいたら
ぜひ、思い出して欲しい。
その
辛い辛い辛い辛い、目の前のスランプ。
その1日をクリア出来れば
今より少し、楽になってる1ヶ月先が待ってる。
1ヶ月頑張れば、
もっと楽しい3ヶ月後が待ってる。
今日。
今日をクリアすれば
きっと明日は変わるから
大丈夫(^^)
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